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表現展で物販をしなかった理由(ワケ)

2018年7月5日(木)〜8日(日)の4日間、東京下北沢で表現展を開催しました。

写真と筆文字の表現展「そっとそっとその手の中に展」

『そっとそっと その手の中に』筆もじと写真の表現展

「そっとそっとその手の中に展」では、
私の強い意向で、物販も作品販売も行いませんでした。

その代わり、資金でのご支援をいただき開催いたしました。
こうして無事開催できたのも、ご支援くださった皆さまのおかげなのです。

当初は、支援が集まるか不安ではありましたが、
集まらなくても、物販をする気はありませんでした。

表現展終了後ではありますが、その思いを書き留めておきます。

本気で物販をしている人のところでお金使って欲しい

私たちがやることは作品を作り、見ていただくこと。

販売物を作ることではありません。

もちろん、物を購入いただくことで、
思い出の品となることもあるでしょう。

でも、そこに注入できる労力も時間も限られていて、
短期間に付け焼き刃で作ったところで、
その物に宿るエネルギーは限定的でしかありません。

でも、世の中を見渡せば、
使ってもらうために本気でものづくりをしている人たちがいます。

そっと展の会場となった、東京下北沢の一番街商店街には、
本気でモノ作りや販売をしている人たちがたくさんいました。

そういう方々のところで、お金を落としていただくほうが、
純粋な循環につながると考えていました。

東京の下北沢という場所は、
「これが好き!」と明確な意志で、個性的なモノ作りや販売をしている人たちがたくさんいます。
自分の好きを貫く人たちから物を買うことは、
額面以上にエネルギーの交換ができるはずです。

物欲を不必要に刺激したくない

値札を見ると、人の脳内には途端に検索が始まります。

「どれか欲しいものはないかな?」
「どれか必要なものはなかっただろうか?」
「自分ならどれが買えるのか?」
「買ってあげたほうがいいのではないか?」

そんな風に、物欲を刺激することなく、
作品を見ることにエネルギーを割いていただきたかったのです。

¥マークを見て、なんとも思わない方であればいいのでしょうが、
そもそも私自身が¥マークに反応してしまうので、
もしも物販をしていたら、「売らなくては!」という気持ちで
皆さんと接してしまっていたかもしれません。

私自身、見ていただきたいというエネルギーで
皆さんと接することができてよかったのだと思っています。

私たちは、販売者でも、製作者でもなく、表現者

表現者が対価を得る方法の一つとして
作品を販売する方法があります。

作品そのものを、それなりの対価で販売するのも一つ。

もしくは、レプリカや、大小さまざまな作品を、
松竹梅の金額で販売するのも一つ。

もっと安価な方法として、
物(マグカップやクリアファイルなど)などにプリントし、
日常使い手元に届けるそれも一つだと思う。

でもね、
作品を鑑賞したい欲求と
作品を所有し家に置きたい欲求は
別物だと思うのです。

作品を購入することで、応援になるという考え方もあります。
それもよく分かる。

でも、応援したいからといって、それを家に置きたいと思うかは、違うと思うのです。

もちろん、応援したい気持ちと、家に置きたいと思う気持ちが合えば
双方にhappyですが、レアケースだと考えておりました。

実際、金額が書いていない作品を見て
「これを持ち帰りたい!」と金額も聞かずに(値段はつけられませんが)熱意を持っておっしゃってくださったのは
お一人。

我が子のような作品ですから、
そこまで思ってくださる方の元に行くのであれば、私達の本望です。

形のないものにお金を払う

今回の表現展では物販を行いませんでしたが、
世界自体が、形のないものにお金を払う時代に、ずいぶん前からシフトしているようです。

いわゆる
物質主義から精神主義へ

物販はないので、お金を払っても持ち帰ることもできないし、
入場料という定価もないので、払っても払わなくても自由。

どこに、お金というエネルギーを使っていくのか、
自分で決めて、自分で循環を起こしていく時代なのです。

大企業だからお金を払う
個人だから信用ができない
安いからお得
高いからものがいい
とか・・・今まで築かれてきた尺度は、
どんどん個人の価値観に置き換えられ
尺度のない尺度になっていくのかもしれませんね。

最後に

開催前に、この思いを書くことはありませんでしたが、
それを知らずとも、表現展を応援してくださったたくさんの皆さまには、感謝してもしきれません。

ご支援くださった皆様のお名前は、
表現展のページに掲載させていただいております。

改めまして、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

『そっとそっと その手の中に』筆もじと写真の表現展

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